2008年11月01日
恐怖!侵入者との対面~後編~
昨日の続きです。
注意!以下はリアルに起こった怖い話を書いています。
怖い話が苦手な方は読まないでください。
深夜4時前、布団の中にいた僕をたたき起こしたのはガラス戸が何者かによってこじあけられそうになっている音だった!
僕は腰が抜けてしまい、逃げられない状況でかろうじて携帯で110番をプッシュ。通話ボタンを押したと同時に男が部屋に入ってきた・・・
とまああらすじ風に昨日の日記をまとめてみましたけど、
これリアルにあった話ですからね。
とうとうガラス戸が開けられてしまった・・・
そして人影は部屋に入ってきました。
相変わらず逆行でその素顔は見えませんが、その屈強そうなシルエットは、明らかに男。
やっぱり強盗だ。殺される・・・
待て待て声をかけてみよう!(パニック)
僕「ターか?」
男「?」
ハッ・・・追い詰められすぎたあまり極度な沖縄なまりがでてしまっている・・・
ダメだ、ここは日本(東京)・・・沖縄じゃない。
こいつは日本人。標準語で話さなければ。ターか?って標準語でなんだっけえーとえーと・・・
僕「誰か?誰?」
ハッ・・ここは日本てなんだ?沖縄も日本だろ・・・
おれはいったい何を・・・
ここで僕は気づいてしまったのです。
故郷沖縄と、それ以外の都道府県を完全に切り離して考えていた
自分の深層心理というやつに・・・
東京にきておよそ半年以上。
学校では日本全国からやってきたたくさんの友達に恵まれ、
皆、おとなしい僕にとってもやさしくしてくれているのに・・・
そんな皆と自分という人間を「沖縄県民か、そうでないか」で区別していた自分の無意識な心理にその時、気づいたのです。
おれはなんて最悪なヤツなんだ・・・!
皆ごめん。友達ヅラしておきながら、おれってヤツは最悪な人間だったんだ。
県民でもそうでなくとも友達は友達なのに・・・
なんだ?おれには選民思想でもあるのか?
皆、これからはこんな浅はかな考えは捨てるよ・・・明日生きてたらね。
とりあえず今はピンチだから後でゆっくり反省するから!ホントごめんネ!!!
ということで現実に戻り、
僕「誰・・・誰?おま・・・誰だよ!?」
と叫び続けます。
いいですか皆さん。
深夜、自分の部屋に見知らぬ男が入ってもこれくらいしかできることはなかったんですよ。
すると、男は
「・・・あれ?」
と首をかしげています。
男「お前こそ誰?あっ・・・部屋を間違えた」
????部屋を間違えた?・・・・って!?
間違えてるのは部屋への入り方だろ、と思いましたがうまくしゃべれません。
どうやらこの男、酔っ払っています。
男「隣の部屋と間違えた。ごめん、許してくれる?」
とチャラ男みたいな口調で声をかけてきました。(実際チャラ男だったと思う)
・・・・・・・・・。
僕「許す。」
頼む出て行ってくれ・・・
男「まじごめんな」
そういい残し、男は部屋を出て行きました。
・・・助かった・・・ハッ。本当に隣の部屋に行くのか?しっかり顔を見ておかなければ!
そう思った僕は慌てて飛び起き、ベランダに飛び出しました。
(この時、落ち着いたせいか不思議と身体は動くようになってた)
すると、今入ってきた男が隣の部屋のガラス戸を僕の部屋でやったのとまったく同じ開け方をしています。
この開け方を内と外の両方から見てしまった僕。
バカらしくなり、部屋に戻りました。
そうだ・・・さっき通報したような・・・
ハッとして携帯電話を見ると、
通話中 27秒
と出ています。僕は慌てて電話を切りました。
するとピンポーン、とドアのチャイムが鳴りました。
さっきガラス戸から入ってきたのは隣人の友人であり、事情を聞いた隣人が慌ててお詫びにきたのです。今度は正面玄関から。
ドアを開けると、申し訳なさと友人へあきれた気持ちが入り混じった表情のお隣さんと、さっき入ってきたチャラ男が
「ほんとすいませんでした!」
「ごめんなさい!!」
と謝りたおしてきました。午前4時に。
疲れ果てて呆然としている僕は
「はあ・・・ハイ・・・」
と答えることしかできません。
もういいよ・・・とドアを閉めた僕。
ここでとるべき行動はひとつ。
携帯に登録している友人全員に今起こったことをメールで報告することです。
午前4時に。
深夜にもかかわらず、たくさんの人が心配してすぐに連絡してくれました。
もちろん、その時通っていた学校の友達も。
皆、ごめんな・・・生まれ育った場所なんて関係ない。皆同じ友達だ!!!
というわけで僕は眠りにつくことにしました。
当たり前ですが、眠れませんでしたけどね。
それにしても気になったのは、警察から電話をかけ返してこなかったことです。
いたずらと思ったのかな?でも電話ごしに僕の叫び声は聞こえていたはずなんですけどね。
この事件が僕に与えた衝撃はあまりにも大きく、
それからというもの部屋にいる時はちょっとの物音に過剰に反応したり、
ガラス戸をこじ開けて入ってきた黒い影に、包丁で刺される夢で飛び起きるということが週に何度もありました。
立派なトラウマです。
不思議なことに、引っ越してからそれらはすっかり消え去りましたが、
今でもたまに隣人を探し出して訴えちゃおうかな――とか思っちゃいます。
ちなみに、この経験で面白かったのは
ガラス戸の音に気づいてから男が部屋に侵入するまでの時間はおそらく20秒以内、
それから男が部屋を出て行くまでの時間は27秒しか経っていない、ということです。
つまり、これは1分ほどの出来事というわけです。
これだけの短時間で、自分の頭の中は普段とは比べ物にならない速さで回転し、様々な策を考え、また友人への申し訳ない気持ちで自分を責めたりしていたわけです。
走馬灯に近い経験だったんでしょうね。人間って不思議。
普段もあの速さで物事を考えられたら、かなり仕事の効率が上がると思います。
でもマジでねー、女の子は一人暮らしするならオートロックに住んだ方がいいです。
それと、1階とか、簡単に侵入されるとこもダメです。
そして携帯は手が届く場所に置いておくこと、そして身を守るための道具も準備しておくべきです。
大きな音が鳴るやつとか。
実際、あの状況で僕が女だったらどうなっていたかわかりません。相手は酔った男ですからね。
極論、「一人暮らしするな」っていうくらいの気持ちですね。
そして、僕が今借りているアパートはオートロックです。
やっぱりどこかであの事件を恐れています。
注意!以下はリアルに起こった怖い話を書いています。
怖い話が苦手な方は読まないでください。
深夜4時前、布団の中にいた僕をたたき起こしたのはガラス戸が何者かによってこじあけられそうになっている音だった!
僕は腰が抜けてしまい、逃げられない状況でかろうじて携帯で110番をプッシュ。通話ボタンを押したと同時に男が部屋に入ってきた・・・
とまああらすじ風に昨日の日記をまとめてみましたけど、
これリアルにあった話ですからね。
とうとうガラス戸が開けられてしまった・・・
そして人影は部屋に入ってきました。
相変わらず逆行でその素顔は見えませんが、その屈強そうなシルエットは、明らかに男。
やっぱり強盗だ。殺される・・・
待て待て声をかけてみよう!(パニック)
僕「ターか?」
男「?」
ハッ・・・追い詰められすぎたあまり極度な沖縄なまりがでてしまっている・・・
ダメだ、ここは日本(東京)・・・沖縄じゃない。
こいつは日本人。標準語で話さなければ。ターか?って標準語でなんだっけえーとえーと・・・
僕「誰か?誰?」
ハッ・・ここは日本てなんだ?沖縄も日本だろ・・・
おれはいったい何を・・・
ここで僕は気づいてしまったのです。
故郷沖縄と、それ以外の都道府県を完全に切り離して考えていた
自分の深層心理というやつに・・・
東京にきておよそ半年以上。
学校では日本全国からやってきたたくさんの友達に恵まれ、
皆、おとなしい僕にとってもやさしくしてくれているのに・・・
そんな皆と自分という人間を「沖縄県民か、そうでないか」で区別していた自分の無意識な心理にその時、気づいたのです。
おれはなんて最悪なヤツなんだ・・・!
皆ごめん。友達ヅラしておきながら、おれってヤツは最悪な人間だったんだ。
県民でもそうでなくとも友達は友達なのに・・・
なんだ?おれには選民思想でもあるのか?
皆、これからはこんな浅はかな考えは捨てるよ・・・明日生きてたらね。
とりあえず今はピンチだから後でゆっくり反省するから!ホントごめんネ!!!
ということで現実に戻り、
僕「誰・・・誰?おま・・・誰だよ!?」
と叫び続けます。
いいですか皆さん。
深夜、自分の部屋に見知らぬ男が入ってもこれくらいしかできることはなかったんですよ。
すると、男は
「・・・あれ?」
と首をかしげています。
男「お前こそ誰?あっ・・・部屋を間違えた」
????部屋を間違えた?・・・・って!?
間違えてるのは部屋への入り方だろ、と思いましたがうまくしゃべれません。
どうやらこの男、酔っ払っています。
男「隣の部屋と間違えた。ごめん、許してくれる?」
とチャラ男みたいな口調で声をかけてきました。(実際チャラ男だったと思う)
・・・・・・・・・。
僕「許す。」
頼む出て行ってくれ・・・
男「まじごめんな」
そういい残し、男は部屋を出て行きました。
・・・助かった・・・ハッ。本当に隣の部屋に行くのか?しっかり顔を見ておかなければ!
そう思った僕は慌てて飛び起き、ベランダに飛び出しました。
(この時、落ち着いたせいか不思議と身体は動くようになってた)
すると、今入ってきた男が隣の部屋のガラス戸を僕の部屋でやったのとまったく同じ開け方をしています。
この開け方を内と外の両方から見てしまった僕。
バカらしくなり、部屋に戻りました。
そうだ・・・さっき通報したような・・・
ハッとして携帯電話を見ると、
通話中 27秒
と出ています。僕は慌てて電話を切りました。
するとピンポーン、とドアのチャイムが鳴りました。
さっきガラス戸から入ってきたのは隣人の友人であり、事情を聞いた隣人が慌ててお詫びにきたのです。今度は正面玄関から。
ドアを開けると、申し訳なさと友人へあきれた気持ちが入り混じった表情のお隣さんと、さっき入ってきたチャラ男が
「ほんとすいませんでした!」
「ごめんなさい!!」
と謝りたおしてきました。午前4時に。
疲れ果てて呆然としている僕は
「はあ・・・ハイ・・・」
と答えることしかできません。
もういいよ・・・とドアを閉めた僕。
ここでとるべき行動はひとつ。
携帯に登録している友人全員に今起こったことをメールで報告することです。
午前4時に。
深夜にもかかわらず、たくさんの人が心配してすぐに連絡してくれました。
もちろん、その時通っていた学校の友達も。
皆、ごめんな・・・生まれ育った場所なんて関係ない。皆同じ友達だ!!!
というわけで僕は眠りにつくことにしました。
当たり前ですが、眠れませんでしたけどね。
それにしても気になったのは、警察から電話をかけ返してこなかったことです。
いたずらと思ったのかな?でも電話ごしに僕の叫び声は聞こえていたはずなんですけどね。
この事件が僕に与えた衝撃はあまりにも大きく、
それからというもの部屋にいる時はちょっとの物音に過剰に反応したり、
ガラス戸をこじ開けて入ってきた黒い影に、包丁で刺される夢で飛び起きるということが週に何度もありました。
立派なトラウマです。
不思議なことに、引っ越してからそれらはすっかり消え去りましたが、
今でもたまに隣人を探し出して訴えちゃおうかな――とか思っちゃいます。
ちなみに、この経験で面白かったのは
ガラス戸の音に気づいてから男が部屋に侵入するまでの時間はおそらく20秒以内、
それから男が部屋を出て行くまでの時間は27秒しか経っていない、ということです。
つまり、これは1分ほどの出来事というわけです。
これだけの短時間で、自分の頭の中は普段とは比べ物にならない速さで回転し、様々な策を考え、また友人への申し訳ない気持ちで自分を責めたりしていたわけです。
走馬灯に近い経験だったんでしょうね。人間って不思議。
普段もあの速さで物事を考えられたら、かなり仕事の効率が上がると思います。
でもマジでねー、女の子は一人暮らしするならオートロックに住んだ方がいいです。
それと、1階とか、簡単に侵入されるとこもダメです。
そして携帯は手が届く場所に置いておくこと、そして身を守るための道具も準備しておくべきです。
大きな音が鳴るやつとか。
実際、あの状況で僕が女だったらどうなっていたかわかりません。相手は酔った男ですからね。
極論、「一人暮らしするな」っていうくらいの気持ちですね。
そして、僕が今借りているアパートはオートロックです。
やっぱりどこかであの事件を恐れています。
Posted by SPK at 18:28│Comments(2)
│おもいで
この記事へのコメント
人間、ホントに怖いときはなんもできないもんですよね。。
ていうか、しつこいようですがホントにSPKさん、私の知り合いじゃない!? そのメール、頂いた気がするんですけども。
(違ったらごめんなさいね♪)
ていうか、しつこいようですがホントにSPKさん、私の知り合いじゃない!? そのメール、頂いた気がするんですけども。
(違ったらごめんなさいね♪)
Posted by rika at 2008年11月04日 23:38
rikaさん
懐かしいですね(笑)そういえば、知り合いと僕がかぶってるんですよね。
その知り合いも似たような経験を?…まあ、部屋に他人が押し入ってくるという話なら珍しくはないですからね。
でも、ホントに何もできなかった。準備が大切ですね。
懐かしいですね(笑)そういえば、知り合いと僕がかぶってるんですよね。
その知り合いも似たような経験を?…まあ、部屋に他人が押し入ってくるという話なら珍しくはないですからね。
でも、ホントに何もできなかった。準備が大切ですね。
Posted by SPK at 2008年11月05日 00:49