恐怖!侵入者との対面~前編~

SPK

2008年10月31日 16:02





こんにちは。


今日はちょっとリアルに怖かったことをかいてあるので、「怖いの平気!」って人だけ以下文を見た方がいいです。


苦手な人は読まないでください。










僕ね、思うんですよ。誰もが人生の中で1度や2度は死の恐怖というか、それなりのピンチに陥ることがあるんじゃないかってね。

僕はそのピンチが三鷹に住んでいた時期にやたらと集中しているんですけど、今日はそのことでも書いてみようかな。


僕は当時、まだ学生でした。

学校の課題を夜中までやっていて、やっと終わったらもう朝の4時前。

もう寝よう・・・そう思って部屋の明かりを消し、布団に入ったんですね。

それからまもなくですよ、僕を恐怖のどんぞこにたたき起こした事件が発生したのは。


布団に入って10分ほど。課題の疲れでうとうとしかけていたその時・・・

ゴトゴト・・・

ん?なんだこの音?頭の方から


ガタガタガタガタガタ


なっなんだ!?ガラス戸が地震うおおおおおおおおおおお


だっだれかいるーーーーーーーーーーーーーー!!!


六畳一間、ベランダに出るためのガラス戸は鍵を閉め、外から見られないようにカーテンをかけているのですが、街灯のかすかな明かりをバックに、人影がカーテンにくっきりと映っているのが見えます。
それも、その姿勢や動きを見るにガラス戸にかかっている旧式の鍵を力づくで上下にゆすることで開錠しようとしてます。

ガガガガガッガガッガッガガ・・・・




えっ・・・・・・?




もしかしてサンタさん?


などととぼけている場合ではありません。今はボケで切り抜けられるような生ぬるい状況ではない・・・強盗だ!

どうしよう。殺される・・・


逃げようと思い、布団から起き上がろうとする僕。

ところが。

立ち上がれない・・・

何コレ?下半身が動かない。

生まれてはじめて腰が抜け、呆然とする僕。マジで、上半身しか動きません。

ええっ?どうなってる?このままではマジでガラス戸を空けて入ってくる!しかもこれでは逃げられない!


ガタガタガタガタガガガガッガガッガガ

仕方ない、枕元に忍ばせていた鉄パイプで・・・

あれ?ないよ?

しまった!鉄パイプは去年住んでた実家に仕込んでいたんだった!!(どんな高校生だ)

なんかさらっと自分のまずい過去まで晒してしまいましたが、続けます。

何かないか、武器になるものは・・・ハッ。カメラがある!

こいつが侵入してきた時はこれで写真を撮れば・・・

ガガガッ・・・ガガガッ・・・


いやダメだ。真っ暗だからフラッシュたかなければ写らないし、下手に刺激したら殺される!

なにかないかなにか・・・あわわ・・・ああ・・・

大長編でピンチになった時のドラえもんみたいな状態になりながらも必死で武器を探す僕。しかし・・・何もない!


あっ携帯があった!


今からかけて間に合うのか?という考えがなかったわけでもありませんが、とにかく無我夢中で110をプッシュ。

ふるえる指をなんとか動かし、

通話ボタンを押したところで――。


ガタガチャッ。カラララ―――。


ガラス戸が空きました。


        つづく

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