仕事先の女性スタッフからもらいました。
不思議なくらい嬉しい。
うちの女性社員カーナーさん(仮名)は年賀状とかそういう季節の贈り物を一切しなくて、今日もやっぱりカーナーさんだけチョコレートを準備しなかった。
別にいいけど、さすがに編集長と社長には相当お世話になってるし、普段ごちそうになってるからあげた方が…と言うわけにもいかないので黙ってた。
社長は最近会社に来ないし、いいだろ…
ガチャッ(ドアを開ける音)
「お疲れ~」
あっ…
社長きちゃった…
「今日バレンタインだな~。SPK、もらったか?マキ(仮名)、カーナー(仮名)、おれのチョコレートはどこ?」
えっ。久しぶりにきたと思ったらチョコもらいにだよこの人!
なんて素直な人!!
「えっ?カーナー、チョコくれないの?なんで?おれ社長だけど」
皆「……」
「なんでおれにないのカーナー?」
しつこいな社長!
マキさん(仮名)は皆にチョコを配り、ますますカーナーさん(仮名)の肩身が狭い空気に…と思い様子を見たら、
すごい美味しそうにマキさんからのケーキを食べてます。
この人はこの人ですごい。
そんなカーナーさん(仮名だよ)でも、さすがに皆がマキさんに「ありがと~」って言ってる雰囲気や、社長からの執拗な要求に空気を読んだのか、席を立ちました。
「ちょっとユニオン行ってきます」
ユニオン…
~およそ10分後~
ガチャッ(ドアを開ける音)
ガサガサ…「社長、ハイこれ」
「…マジかよ、カーナー(仮名)…」
すごい
ビニール袋をガサガサ言わしながら社長にベビースターラーメンを渡すカーナーさん。
そして、ユニオンの袋を片手に社員一同に
「イツモオセワニナッテオリマス」
と、完全に棒読みでベビースターラーメンを配っています。
配り終えた瞬間
「よし、解決!」と言いながら席についたのを僕は聞いてしまいました。
先輩のセリフ
「SPK君
…これはひどいな…」
まあなんていうか、女性にとってバレンタインっていうのはこうやって会社でイヤな思いをしたりする、なんとも複雑なイベントなんだなって思いました。
でもコレはないだろ…悪意だろコレ…
「SPKさんが外でもらってきたチョコ美味しいですか?」
「えっ?」
「いただきます」
食ったよ…カーナーさん(仮名)…